ファクタリングのメリット7選|デメリットや他の資金調達との違いも徹底解説

ファクタリングのメリット7選|デメリットや他の資金調達との違いも徹底解説

「急な資金繰りに困っているが、銀行融資の審査が通るか不安…」「売掛金が多いのに手元資金が足りない…」そんな経営課題を抱える経営者・個人事業主の方は少なくありません。ファクタリングは、売掛金を早期に現金化できる資金調達手段として近年注目を集めています。本記事では、ファクタリングのメリット7つを詳しく解説するとともに、デメリットや銀行融資との比較、活用シーンまで徹底的にご紹介します。

目次

【結論】ファクタリングのメリット7つを30秒で理解

【結論】ファクタリングのメリット7つを30秒で理解

ファクタリングは、売掛金をファクタリング会社に売却することで最短即日で現金化できる資金調達手段です。

銀行融資と比較して審査が柔軟であり、担保・保証人が不要なため、資金繰りに悩む中小企業や個人事業主にとって非常に使い勝手の良いサービスです。

まずはメリットの全体像を30秒で把握しましょう。

ファクタリングのメリット一覧【早見表】

以下の表でファクタリングの主要メリットを一覧で確認できます。

メリット 内容 特に有効な場面
①最短即日で資金調達 申込から最短数時間で入金 急な資金ニーズ
②審査が柔軟 赤字・債務超過でも利用可能 財務状況が悪い企業
③オフバランス 負債として計上されない 財務改善を目指す企業
④担保・保証人不要 売掛金のみで利用可能 担保を持たないスタートアップ
⑤倒産リスク回避 売掛先倒産でも損失を防げる 売掛先の信用が不安な場合
⑥信用情報に影響なし 信用情報機関に記録されない 将来融資を検討している企業
⑦資金使途が自由 用途を問わず自由に使える 多目的な資金ニーズ

ファクタリングの最大のメリットとは?

ファクタリングの最大のメリットは、「スピードと審査のハードルの低さ」が同時に実現できる点です。

銀行融資では審査に数週間〜数ヶ月かかるケースもありますが、ファクタリングであれば申込当日に資金調達が完了することも珍しくありません。

審査の主な対象は「自社の信用力」ではなく「売掛先(取引先)の信用力」であるため、赤字決算や債務超過の状態でも利用できる可能性が高いです。

ファクタリングが持つスピードと柔軟性の組み合わせが、ファクタリングが多くの中小企業に支持される最大の理由と言えます。

ファクタリングとは?仕組みを図解でわかりやすく解説

ファクタリングとは?仕組みを図解でわかりやすく解説

ファクタリングとは、企業が保有する売掛金(将来回収予定の代金)をファクタリング会社に売却し、現金を早期に受け取る金融サービスです。

法律上は「債権の売買(譲渡)」として取り扱われるため、融資(借入)とは根本的に異なります。

ファクタリングには主に2種類の形式があります。「2社間ファクタリング」「3社間ファクタリング」です。それぞれの仕組みと特徴を理解することで、自社に合った形式を選択できます。

2社間ファクタリングの仕組みとメリット

2社間ファクタリングとは、自社とファクタリング会社の2者間のみで取引を完結させる形式です。売掛先(取引先)には一切通知しません。

【2社間ファクタリングの流れ】

  1. 自社がファクタリング会社に売掛金を売却し、手数料を差し引いた金額を受け取る
  2. 売掛先から自社の口座に売掛金が入金される
  3. 自社がファクタリング会社に売掛金の全額を送金する

2社間ファクタリングの主なメリットは以下のとおりです。

  • 売掛先に知られることなく資金調達できる
  • 手続きがシンプルで最短即日入金が可能
  • 取引先との関係に影響しない

一方で、ファクタリング会社が売掛先と直接やり取りできないため、3社間と比較して手数料がやや高め(目安:10〜30%程度)になる傾向があります。

3社間ファクタリングの仕組みとメリット

3社間ファクタリングとは、自社・ファクタリング会社・売掛先の3者が関与する形式です。売掛先に対してファクタリングの利用を通知し、承諾を得る必要があります。

【3社間ファクタリングの流れ】

  1. 自社がファクタリング会社に売掛金の売却を申請
  2. ファクタリング会社から売掛先に通知・承諾取得
  3. ファクタリング会社が自社に資金を支払う
  4. 売掛先がファクタリング会社に直接支払いを行う

3社間ファクタリングの主なメリットは以下のとおりです。

  • ファクタリング会社が直接売掛先から回収するため手数料が低め(目安:1〜10%程度)
  • ファクタリング会社のリスクが低い分、審査が通りやすい
  • より大きな金額の売掛金にも対応しやすい

ただし、売掛先への通知が必要なため、取引先に資金繰りの状況が伝わる可能性があります。

2社間・3社間のメリット比較表

比較項目 2社間ファクタリング 3社間ファクタリング
売掛先への通知 不要(秘密裏に利用可能) 必要
入金スピード 最短即日 数日〜1週間程度
手数料の目安 10〜30% 1〜10%
審査難易度 やや厳しめ 比較的通りやすい
おすすめの状況 取引先に知られたくない場合 コストを抑えたい場合

ファクタリングのメリット7つを詳しく解説

ファクタリングのメリット7つを詳しく解説

ここからは、ファクタリングの7つのメリットをそれぞれ詳しく解説します。

各メリットの具体的な内容と実務上の活用方法を理解することで、自社にとってファクタリングが有効かどうかを正確に判断できます。

メリット①最短即日で資金調達できる

ファクタリングの最大の特徴のひとつが、資金調達までのスピードの速さです。

多くのファクタリング会社では、午前中に申込を完了すれば申込当日の午後には入金されるケースも珍しくありません。

一般的な資金調達方法と比較すると、ファクタリングと銀行融資のスピード感の違いは明らかです。

  • 銀行融資:審査〜融資実行まで数週間〜数ヶ月
  • ビジネスローン:最短数日〜1週間程度
  • ファクタリング:最短即日(数時間以内)

急な仕入れ資金や予期せぬ支払いが発生した場合でも、ファクタリングであればスピーディーに対応できます。

特にオンラインファクタリングサービスでは、書類のアップロードから審査・入金まで全てWeb上で完結するため、より短時間での資金調達が可能です。

メリット②審査が柔軟で赤字・債務超過でも利用可能

ファクタリングの審査は、自社の財務状況ではなく「売掛先(取引先)の信用力」を主な評価基準としています。

売掛先の信用力を評価基準とする点がファクタリングの大きな差別化ポイントであり、以下のような状況でも利用できる可能性があります。

  • 赤字決算が続いている
  • 債務超過の状態にある
  • 税金・社会保険料の滞納がある
  • 他の金融機関からの融資を断られた
  • 設立間もないスタートアップ企業

銀行融資では上記のような状態は融資審査において大きなマイナス要因となりますが、ファクタリングでは売掛先が信頼性の高い企業(大手企業・上場企業・公的機関など)であれば、自社の財務状況が厳しくても審査が通る可能性があります。

ただし、審査の対象となる売掛先自体の信用力が低い場合や、売掛金の内容に問題がある場合は審査が通らないこともあるため注意が必要です。

メリット③負債として計上されない(オフバランス)

ファクタリングは法律上「売掛金の売却(債権譲渡)」として扱われるため、会計上は負債(借入金)として計上されません

売掛金の現金化による負債非計上を「オフバランス効果」と呼びます。

銀行融資を利用した場合、貸借対照表(バランスシート)の負債の部に「借入金」として記録され、自己資本比率が低下します。

一方、ファクタリングを利用した場合の仕訳は以下のようになります。

  • 売掛金(資産)が減少する
  • 現金・預金(資産)が増加する
  • ファクタリング手数料が費用として計上される

つまり、負債は増えず、資産の構成が変わるだけです。

オフバランス効果により、財務諸表の健全性を維持しながら資金調達が可能となります。金融機関からの評価を下げたくない場合や、今後の融資審査への影響を懸念している場合に特に有効なメリットです。

メリット④担保・保証人が不要

ファクタリングを利用するにあたって、不動産などの担保や連帯保証人は原則として不要です。

担保として必要なのは「売掛金(売掛債権)」のみです。

銀行融資では、融資額に応じた担保(不動産・預金)や代表者の個人保証が求められるケースが多いです。担保となる資産を持たない中小企業やスタートアップにとって大きなハードルとなっていました。

ファクタリングであれば、担保として提供できる資産がなくても、有効な売掛金さえあれば資金調達が可能です。

代表者個人が保証人になる必要もないため、万が一の際に個人資産が差し押さえられるリスクもありません。

担保不要・保証人不要というメリットは特に以下のような状況で重宝されます。

  • 設立間もなく資産が少ないスタートアップ
  • 不動産などの担保を持たない事業者
  • 代表者の個人保証を避けたい経営者

メリット⑤売掛先の倒産リスクを回避できる

「償還請求権なし(ノンリコース)」のファクタリングを利用することで、売掛先が倒産した場合でも損失を回避できます。

通常、売掛先が倒産すると売掛金は回収不能となり、売掛金回収不能による損失は自社が負担することになります。

しかし、ノンリコース型のファクタリングでは、売掛金の売却完了後に売掛先が倒産しても、ファクタリング会社への返金義務が発生しません

ノンリコース型の仕組みは実質的に、売掛先の信用リスク(貸し倒れリスク)をファクタリング会社に移転できることを意味します。

売掛先の財務状況が不安定だと感じている場合や、取引先の業界全体が景気の影響を受けやすい状況にある場合には、貸し倒れリスク移転のリスクヘッジ効果は特に大きな価値を持ちます。

※なお、「償還請求権あり(ウィズリコース)」のファクタリングでは、売掛先の倒産時にファクタリング会社から返金を求められる場合があります。契約前に必ず確認しましょう。

メリット⑥信用情報機関に記録されない

ファクタリングは「借入」ではなく「売掛金の売却」であるため、信用情報機関(CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センターなど)に記録が残りません

銀行融資やビジネスローンを利用した場合、銀行融資・ビジネスローンの借入情報は信用情報機関に登録され、将来の融資審査において参照されます。

複数の金融機関からの借入がある場合や、過去に返済遅延があった場合は、審査結果に直接影響します。

ファクタリングを利用しても信用情報に影響しないため、将来的に銀行融資を受けることを検討している企業でも安心して活用できます

「今は緊急の資金調達が必要だが、将来は融資も活用したい」という企業には、ファクタリングは特に有効な手段です。

メリット⑦資金使途が自由

ファクタリングで調達した資金は、使途を問わず自由に使用できます

銀行融資の場合、融資の目的(設備投資・運転資金など)を明確に示す必要があり、申告した目的以外への流用は契約違反となることもあります。

一方、ファクタリングで得た資金は売掛金の売却代金ですので、以下のような様々な用途に充てることができます。

  • 仕入れ・原材料の購入資金
  • 従業員の給与・社会保険料の支払い
  • 設備投資・IT投資への活用
  • 他のローンや借入の返済
  • 納税資金の確保
  • 突発的な費用への対応

資金使途の自由度の高さは、経営者にとって非常に使いやすいポイントです。

ファクタリングのデメリット・注意点4選

ファクタリングのデメリット・注意点4選

ファクタリングには多くのメリットがある一方で、利用前に必ず把握しておくべきデメリットや注意点も存在します。

メリットとデメリットを正しく理解した上で、自社の状況に合った判断を行いましょう。

デメリット①手数料が銀行融資より高い

ファクタリングの最大のデメリットは、手数料(コスト)が銀行融資と比較して高い点です。

一般的な手数料の目安は以下のとおりです。

  • 2社間ファクタリング:10〜30%程度
  • 3社間ファクタリング:1〜10%程度
  • 銀行融資の金利:年利1〜3%程度
  • ビジネスローン:年利3〜15%程度

例えば、100万円の売掛金を2社間ファクタリングで現金化した場合、手数料が20%であれば手取りは80万円となります。

ただし、ファクタリングは「スピード・審査の柔軟性・オフバランス効果」に対するコストとして捉えることが重要です。

銀行融資が使えない状況や、急ぎの資金ニーズがある場合には、多少のコストを払ってでもファクタリングを活用する価値があります。

デメリット②売掛金の範囲内でしか調達できない

ファクタリングで調達できる資金は、保有している売掛金の金額が上限となります。

銀行融資であれば、企業の信用力や担保価値に応じて、現在の売掛金残高を超えた資金調達も可能です。

しかし、ファクタリングは「売掛金の売却」である以上、売掛金以上の金額を調達することはできません。

売掛金の範囲内という上限があるため、売掛金が少ない時期や、大規模な資金調達が必要な場合にはファクタリングだけでは対応しきれないことがあります。

売掛先1社に対する売掛金に集中している場合は、集中している売掛先の信用力に調達可能額が左右されるリスクもあります。

デメリット③悪徳業者が存在するリスク

ファクタリング業界は現在も参入障壁が低く、違法・悪質な業者が存在するリスクがあります。

悪徳業者の手口としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 相場を大幅に上回る高手数料を請求する
  • 契約書を交わさずに口頭のみで取引を進める
  • 「貸付」を装ったヤミ金融(給与ファクタリングは金融庁が違法と判断)
  • 契約後に追加費用を請求する

悪徳業者を回避するためのチェックポイントは以下のとおりです。

  • 会社情報(所在地・代表者名・電話番号)が明確に開示されているか
  • 契約書を書面で交わせるか
  • 手数料が事前に明示されているか
  • 口コミ・評判を複数のソースで確認する
  • 法務省への債権譲渡登記に対応しているか

ファクタリング業者の選定にあたっては、金融庁の公式サイトや経済産業省が公表している情報も参考にしてください。

デメリット④3社間は売掛先への通知が必要

3社間ファクタリングでは、売掛先(取引先)に対してファクタリングの利用を通知し、承諾を得る必要があります。

3社間ファクタリングでの通知により、取引先に自社の資金繰りの状況が伝わる可能性があります。

取引先によっては、「資金繰りが苦しいのではないか」「経営が不安定なのではないか」と誤解を受け、取引条件の見直しや取引縮小につながる恐れもゼロではありません。

取引先への通知問題は2社間ファクタリングを利用することで回避できますが、2社間ファクタリングを選択する分手数料は高くなります。

取引先との関係性や信頼度を考慮した上で、2社間・3社間のどちらが自社に適しているかを判断することが重要です。

【比較表】ファクタリングのメリットを銀行融資・ビジネスローンと比較

【比較表】ファクタリングのメリットを銀行融資・ビジネスローンと比較

資金調達手段を選ぶ際には、ファクタリングだけでなく銀行融資・ビジネスローンとの比較も重要です。

それぞれの特徴と強みを正確に把握することで、自社の状況に最適な手段を選択できます。

5つの評価軸で徹底比較

評価軸 ファクタリング 銀行融資 ビジネスローン
調達スピード 最短即日 数週間〜数ヶ月 最短数日
審査の柔軟性 高い(売掛先基準) 低い(自社財務基準) 中程度
コスト 手数料10〜30%(2社間) 金利1〜3%と低い 金利3〜15%
担保・保証人 不要 原則必要 原則不要
財務への影響 負債増加なし 負債増加 負債増加

上記の比較表からわかるとおり、ファクタリングはスピード・審査柔軟性・財務への影響の少なさで優れており、コスト面では銀行融資に劣ります。

したがって、最終的にはコストより緊急性や利便性を重視するケースでファクタリングが最適解となります。

ファクタリングが向いている企業の特徴5選

以下に当てはまる企業は、ファクタリングのメリットを最大限に活かせます。

  1. 急な資金ニーズが発生している:銀行融資の審査を待つ余裕がない場合
  2. 赤字・債務超過の状態にある:銀行融資の審査が通らない可能性が高い場合
  3. 担保・保証人を用意できない:資産が少ないスタートアップや中小企業
  4. 財務諸表を健全に保ちたい:負債を増やさずに資金調達したい場合
  5. 売掛先の倒産リスクを懸念している:取引先の信用が不安定な場合

逆に、十分な時間的余裕があり、財務状況も良好で担保も用意できる場合は、低コストの銀行融資を優先的に検討するほうが合理的です。

ファクタリングのメリットを最大化できる活用シーン3選

ファクタリングのメリットを最大化できる活用シーン3選

ファクタリングには様々な活用シーンがありますが、特にメリットを最大化できる代表的なシーンを3つ紹介します。

自社の経営状況と照らし合わせながら、ファクタリングが有効かどうかを判断してみてください。

シーン①急な大型受注で仕入資金が必要なとき

大型の受注が決まったが、仕入れや製造に必要な先行資金が足りないというケースは中小企業に多く見られます。

受注拡大で一時的に資金が不足するような場合、既存の売掛金をファクタリングで現金化することで、受注機会を逃さずに対応できます。

具体例:製造業A社が500万円の大型受注を受けたが、材料費300万円が手元にない。既存の売掛金300万円をファクタリングして手数料15%(45万円)を差し引いた255万円を即日調達。受注を確保し、完成後に売上代金で手数料分をカバーした。

ファクタリングを活用して受注した場合、ファクタリングのコスト(45万円)は「受注機会を確保するための投資」として捉えることができます。

シーン②売掛金の入金サイトが長く資金繰りが苦しいとき

BtoB取引では、売上が発生してから実際に入金されるまでに30日〜120日程度かかることが一般的です。

売掛金の入金サイト(支払いサイト)の長さが、中小企業の資金繰りを圧迫する大きな原因となっています。

ファクタリングを利用することで、本来60〜120日後に回収予定の売掛金を即日現金化できます。

売上は立っているのに手元資金が足りないという「黒字倒産」のリスクを回避するための手段としても、ファクタリングは非常に有効です。

シーン③銀行融資の審査結果を待てないとき

銀行融資を申し込んでいるが審査結果が出るまでに数週間かかる、審査結果を待つ数週間の間に支払い期限が迫っているというケースです。

銀行融資の審査結果待ちで支払い期限が迫っている場合、ファクタリングをつなぎ資金として活用することで、銀行融資の結果を待ちながらも資金繰りの危機を回避できます。

銀行融資が実行されたタイミングでファクタリングの残高を精算するという使い方も可能です。

ファクタリングと銀行融資を組み合わせて活用することで、資金調達の柔軟性が大幅に高まります。

個人事業主がファクタリングを利用するメリット・注意点

個人事業主がファクタリングを利用するメリット・注意点

ファクタリングは法人だけでなく、個人事業主・フリーランスの方でも利用できます

近年はオンライン完結型のファクタリングサービスが増え、個人事業主向けのサービスも充実してきました。

個人事業主でも受けられるメリット

個人事業主がファクタリングを利用する主なメリットは以下のとおりです。

  • 開業間もない時期でも利用可能:銀行融資と異なり、事業実績が少なくても申し込める
  • 確定申告書・請求書があれば申込可能:必要書類が比較的少ない
  • 最短即日で資金調達:フリーランス特有の収入の不安定さをカバーできる
  • 担保・保証人不要:個人事業主は担保となる資産が少ないケースが多いため特に有効

特に、フリーランスのデザイナー・エンジニア・コンサルタントなど、請求書払いの取引が多い業種では活用しやすいサービスです。

個人事業主が注意すべきポイント

個人事業主がファクタリングを利用する際には、以下の点に注意が必要です。

  • 給与ファクタリングは違法:給与(労働債権)を対象とした「給与ファクタリング」は金融庁が違法と判断しており、絶対に利用しないこと
  • 手数料が高くなりやすい:個人事業主向けのサービスは法人向けより手数料が高めに設定される場合がある
  • 対応業者が限られる:個人事業主に対応していないファクタリング会社もあるため、事前に確認が必要
  • 売掛先が個人の場合は対象外:売掛先が個人(BtoC取引)の場合は利用できないケースがほとんど

個人事業主の方は特に業者選びを慎重に行い、複数社の手数料・条件を比較した上で利用することをおすすめします。

ファクタリング利用の流れ【5ステップ】

ファクタリング利用の流れ【5ステップ】

実際にファクタリングを利用する際の流れを5つのステップで解説します。

初めてファクタリングを検討している方は、5つのステップの流れを事前に把握しておくことでスムーズに手続きを進めることができます。

ステップ①相談・申込

まずはファクタリング会社にWebフォーム・電話・メールなどから相談・申込を行います。

相談・申込の段階で、売掛金の金額・売掛先の情報・希望の調達額などを伝えます。

多くのファクタリング会社では、まず無料の事前審査・見積もりを行っており、費用なしで利用可能額や手数料の目安を確認できます。

ステップ②必要書類の提出

審査に必要な書類を提出します。一般的に必要な書類は以下のとおりです。

  • 売掛金に関する請求書・契約書
  • 通帳のコピー(直近3〜6ヶ月分)
  • 決算書(直近1〜2期分)
  • 登記簿謄本・印鑑証明書
  • 身分証明書

オンラインファクタリングでは、書類の郵送不要でスキャン・写真のアップロードのみで対応できるサービスも増えています。

ステップ③審査(最短30分〜)

ファクタリング会社が売掛金の内容・売掛先の信用力・取引の実在性などを審査します。

審査時間はファクタリング会社や売掛金の内容によって異なりますが、最短30分〜数時間程度が一般的です。

審査の結果、利用可能額と手数料が提示されます。内容に納得できれば次のステップに進みます。

ステップ④契約締結

審査結果に同意したら、売掛債権譲渡契約書を締結します。

契約書には、売掛金の金額・手数料・入金日・その他の条件が明記されています。

必ず契約書の内容を細部まで確認し、不明な点はサインの前に質問しましょう。

なお、法務省への債権譲渡登記が行われるケースもあります。債権譲渡登記はファクタリングの正規の手続きであり、悪徳業者の証拠ではありません。

ステップ⑤入金(最短即日)

契約が完了すると、売掛金の金額から手数料を差し引いた金額が指定の口座に振り込まれます。

最短で当日中に入金されるケースも多く、急ぎの資金ニーズにも対応できます。

2社間ファクタリングの場合、ファクタリング会社から入金を受けた後、売掛先から自社口座に売掛金が入金されたら、速やかにファクタリング会社へ送金します。

ファクタリングのメリットに関するよくある質問

ファクタリングのメリットに関するよくある質問

ファクタリングのメリットに関して、よくある質問と各回答をまとめました。

Q. ファクタリングのメリットとデメリットを簡単に教えてください

A: メリットは「最短即日の資金調達」「審査の柔軟さ」「オフバランス効果」「担保不要」など。デメリットは「手数料が銀行融資より高い」「売掛金の範囲内に限定される」「悪徳業者のリスク」などです。緊急性が高く、銀行融資が利用しにくい状況で特に有効です。

Q. 売掛先に知られずにファクタリングを利用できますか?

A: はい、2社間ファクタリングを利用することで、売掛先(取引先)に通知することなく資金調達が可能です。ただし、手数料は3社間より高くなる傾向があります。取引先への秘密を重視する場合は2社間ファクタリングを選択しましょう。

Q. ファクタリングの手数料を下げる方法はありますか?

A: 手数料を下げるには、①3社間ファクタリングを選ぶ(1〜10%程度)、②信用力の高い大手企業の売掛金を対象にする③複数社で見積もりを比較する④同じファクタリング会社を継続利用して信頼関係を築くなどの方法が有効です。

Q. 赤字決算でもファクタリングのメリットを受けられますか?

A: はい、受けられます。ファクタリングの審査は自社の財務状況よりも売掛先の信用力を重視します。赤字決算や債務超過の状態であっても、売掛先が信頼性の高い企業であれば審査が通る可能性があります。銀行融資が通らない状況でもファクタリングは有効な手段です。

まとめ|ファクタリングのメリットを理解して賢く資金調達しよう

本記事では、ファクタリングのメリット7つを中心に、デメリット・他の資金調達手段との比較・活用シーンまで詳しく解説しました。

ファクタリングのメリット7つ(まとめ)

  • ①最短即日で資金調達できる:急な資金ニーズに対応可能
  • ②審査が柔軟で赤字・債務超過でも利用可能:売掛先の信用力が評価基準
  • ③負債として計上されない(オフバランス):財務諸表を健全に保てる
  • ④担保・保証人が不要:売掛金のみで利用できる
  • ⑤売掛先の倒産リスクを回避できる:ノンリコース型でリスクヘッジ
  • ⑥信用情報機関に記録されない:将来の融資への影響なし
  • ⑦資金使途が自由:用途を問わず使える

ファクタリングは万能ではありませんが、「急ぎの資金ニーズ」「銀行融資が使えない状況」「財務健全性を保ちたい場合」において非常に有効な資金調達手段です。

利用の際は複数のファクタリング会社に見積もりを依頼し、手数料・条件・サービス内容を比較した上で、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

まずは無料相談・無料見積もりを活用して、自社の売掛金がどのくらいの金額で現金化できるか確認することから始めてみましょう。

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